バロック・ダンス懺悔録

聖和笙のバロック・ダンスに纏わるブログです!                            Les Confessions pur la belle danse.

2015年08月

子供の頃、私にとって最も身近な演劇は歌舞伎でした。月に一回、東銀座の歌舞伎座に
足を運んで黙阿弥や南北や近松の怖ろしい程に魅惑的な世界に引き込まれて、現実に
戻るのは何かの間違えなのだといつも思っていました。ですからリュリ没後300年の
アティスの復活上演を見た時、ドラマツルギー、音楽、ダンス、装束、等、どこをみても
フランスのバロック時代にも歌舞伎があったのだなと思いました。
私の大好きな三島由紀夫さんの歌舞伎作品に椿説弓張月があります。これは、菅原道真を
英雄とした叙事的作品なのですが、グレコ・ローマン神話のペルセウスをテーマとした
リュリのペルセには弓張月と多くの共通点があります。ペルセは盾と靴と兜を手に入れて
白馬ペルセウスに乗って世界を旅して怪物達を退治しますが、道真公も日本全国を旅して
怪物を退治して舞台の最後は白馬に乗って舞台から大向こうまで宙乗りで去って行くのです。
三島さんが組織した劇団がローマン劇場であり自衛団が盾の会であったことを考えれば
ペルセウスの神話を菅原道真と重ね合わせて創作したものだと思います。
三島さんは近代能楽集などをとっても東と西の神話を織り交ぜて素晴らしい作品を
魅せてくれました。ルイ14世がヴェルサイユで行った華やか祝祭に、日本と
フランスに現れた演劇やバレエの天才達を重ね合わせてみるとヴェルサイユ・ダンスが
より身近なものに感じられると思います。

よいよルイ14世没後300年記念コーマル城の舞踏会に向けて最後の練習をしました。
多数の方、ご参加を頂きましてありがとうございました。
まず、調さんと順平さんのラ・フォリアをレザール・アポロンの伴奏で。コーマル城の舞踏の間を
想定して曲順を変更して踊られました。まどかさんのラ・フォルラーナは、バロック・ギターの
伴奏で可愛らしく演奏。
ラ・ブルゴーニュはリリンさんの演奏が踊りやすかったです。ラ・マリエはさSayaさんが
綺麗に踊られました。Zのメヌエットは、リュリとルイ14世が晩年に聞いていたであろう選曲で。
2者を比べてみるとリュリの独創性には耳を奪われてしまいました。参加の全員の方と踊って
身も心も温まりました。先日参加した古典舞踏研究会で取り上げられたホルツ氏のメヌエット、
数十年ぶりに踊りましたが記憶が蘇り懐かしかったです。
ご参加下さる方々、当日よろしくお願いいたします!

9回青山ヴェルサイユ・ダンス・アカデミー、ルイ14世没後300年記念
バル・ド・アポロン前の最後の練習です。パヴァーヌ、ラ・ブルゴーニュ、
ラ・マリエ、Zのメヌエット、ラ・フォリア、ラ・フォルラナ、アポロンのアントレ、
アルシードのジグ、ペルセのパッサカイユを踊ります。当日と同様、
レザール・ド・アポロンの生演奏付き。通し練習の後、上手く踊れなかった部分を
確認して、踊りやすく修正します。 Zのメヌエットは、ヘンデルやバッハで踊られる事が
多いのですが、今回はルイ14世が実際に聞いていたリュリのメヌエットを中心に選曲しました。
全曲、ルイ14世の時代に聞くことができたフランス音楽です。舞踏会に参加されない方、
バロック・ダンスに興味のある方の参加も大歓迎。
8月26日19時から21時青山いきいきプラザ講習室Aに足をお運びください。

レザール・ド・アポロンのメンバーと私のアポロンの衣装の為、
アポロンのエンブレムを作成しました。メンバー用に7つ、私の肩に2つ、
足首に2つ、バロック・ギターに2つです。顔の付いたエンブレムの他に、
アポロンの衣装のエンブレムには、中央にエメラルドを台座に乗せて
埋め込みました。コーマル城で、先日チャコットでオーダーしたタイツ共に
着用します。これまでの錫杖と胸のエンブレの作成、金のベルトをフランスで購入、
ヘッドコートに羽根とエンブレムを追加と併せて、これでほぼ満足の行く
装束になったと思います。アポロンのアントレ自体も私の思う様な演奏を
してもらう事で、新たな世界観が見出せたので、当日にどの様なパフォーマンスが
出来るのか楽しみです。音楽と舞踏と装束が一つに溶け合って始めて
ヴェルサイユ・ダンスになると思います。

コーマル城の舞踏会に向けて音楽隊レザール・ド・アポロンの練習です。
さこ様のヴァイオリンと、私のバロック・ギターでラ・フォルラナ。
さこ様のヴァイオリンがフランス製で大変美しい音色です。
ギターのバッキングを頑張らなくては。Sheenaさんに歌とまどかさんの
スピネットでパヴァーヌを。歌が入るとぐっと華やかになります。
ラ・フォリアは、まどかさんのフルートと私のギターで。
さこ様のヴァイオリンとまどかさんのスピネットでアルシードのジグ。
踊りに劣らず音楽も難しい曲です。ペルセのパッサカイユはテンポも
決まって踊りやすくなりました。マリエはリリンさんが弾く事になりました。
エマーブル・ヴァンケールの歌はシーナさん。いつ聴いてもよい曲です。
レヴェニ・アムールは、変拍子のレシの部分を重点的に練習。
アポロンのアントレは、これまでの中で最も私の思ったとおりの演奏に
なりそうで、楽しみです。
当日は全員アポロンのエンブレムを付けて演奏したいと思います。

まず、コーマル城の舞踏会の為、ペルセのパッサカイユを市川智津子さんと
踊りました。以前は、私が市川さんのスタイルに合わせて踊りましたが、
今回はお互いのスタイルで踊りました。2つの違うスタイルで1曲が出来上がる
様な踊り方です。若い方と踊ると、振りをあわせなければいけないとか、
あなたの踊りは間違っているとおっしゃる方はおり驚かされますが、
その様な不粋は一切無く、会話をするような楽しい一曲になりました。
そもそもコールドではなくソリスト同士の男女の踊りですし、
踊りが必然性を持って合わなければ意味がないですし、単にカウントに
合っているから正しいと仰られても、舞踏譜を良く読めば解りますが、
メロディーと舞踏が分かち難く結びつき、自由を併せ持った理知的な踊りです。
市川さんの踊られるアルシードのジグは女性のソロの最高の曲の一つで
当日の仕上がりが楽しみです。市川さんがファエトンのシャコンヌの
男性振り付けを踊られるとの事で、舞踏譜をお渡ししました。
その後の、アポロンのアントレは、未だ演奏でマーキング程度に踊りを
音楽的な流れをお伝えしました。ラ・フォリアは、小沼さんに踊って頂いて
ギターとフラウトで伴奏、ラ・マリエは小沼さんのアドバイスで後半の振り付けを
舞踏譜に即した形で訂正しました。
いよいよ、舞踏会まであと3回の練習を残すところなりました。

冒頭にアポロンのアントレ、アルシードのジグ、ペルセのパッサカイユを
音と合わせて練習します。その後、ラ・ブルゴーニュ、ブーレ・ダ・シール、
ラ・フォリア、ラ・フォルラナ、Zのメヌエットを踊ります。
最後に踊りにくい部分を抜き出して練習します。何曲かを通して踊ると自分の
苦手な部分が見つかります。そこを特化して練習して弱点を克服して行きます。
多くの方と練習をさせて頂いて、今後、条件付きで、立方や呼吸の練習を
行います。立方が出来ると踊りは美しいくなります。
興味のある方は、聖和までお問い合わせ下さい。

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